04.22 博品館LIVE 7

銀座博品館LIVE 7 ~ モノクロームな場面 ~

1991年(平成3年)4月22日~4月29日
  • MY LOVE
  • STRANGER
  • AS TIME GOES BY
  • 太陽がいっぱい
  • 風と共に去りぬ
  • グッバイガール
  • ひまわり
  • GLITTER
  • SLEEP IN MY ARAIN
  • 忘れじの面影
  • OVERTURE LOVE
  • SMILE AGAIN
  • WE'RE ALL ALONE

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.48より)

スポットライトに浮かびあがった五郎君。
エレピアノを弾きながら、オープニング曲「MY LOVE」を歌い出す。
舞台は、古いシャンデリアやパネルやベンチなどが無造作に置かれ、昔の映画の撮影所の雰囲気を作りだしている。

「NEW ALBUM 名画座」の曲を中心に構成された「博品館LIVE7-モノクロームな場面-」の始まりです。 続けて「STRANGER」名画には名曲がつきものです。最近見た映画の中で一番感激したのは「ゴースト」の中でダンスを踊るシーンの時、流れている「アンチェインド・メロディ」それまでこらえていた涙が、ここでドーツと出てしまうんだとか。五郎君も慌ててサングラスで涙を隠したとのことです。
それをここで猪股さんのピアノにあわせて歌い出したんですけど「これはメニューに入っていない」と途中でやめてしまいました。(ちなみに千秋楽は最後まで歌ったのですよ、ずるい!)

それからチャップリン映画の♪スマイルスマーイル♪「これ歌詞知らないんだ」だって。ディズニーの「星に願いを」これも良い曲ですね~
この曲は先日ディナーショーで歌ったばかりだから、歌詞はバッチリのはずだったのに、やっぱリメニューではなかったのか途中でCUT。でも本当に映画音楽ってどれも良い曲ばかり。きっと視覚と聴覚のダブルで印象に残るからなんでしょうね。

舞台の奥の方には古ぼけたハンフリー・ポガ-ドとイングリット・バーグマンの写真パネル。これは「カサブランカ AS TI ME GOES BY」ですネ。

さてさて次の曲は、今回のライブの中心となった「名画座」の中から映画のマメ知識を交えつつ、「太陽がいっぱい」「風と共に去りぬ」「グッパイ・ガール」「ひまわり」の4曲が、舞台の上に置かれた数台のモニターTVに、美しい映像と曲名を写し出しながら歌われました。

LIVEも中盤に入ったころ、しばしの休息「お遊びのコーナー」です。舞台の上には3本のマイク。
五郎君登場。「すいません。アフレコ僕一人でやるんですかァ!」するとどこからかディレクターの声「お願いします。ちょっと予算がないもんで、一人三役やってもらえますかぁぁ」「しょうがない。じゃあちょっとやってみますかぁ」と五郎君。
まず男性のセリフから「海はいいなァ」--(中略)--君の美しさにはかなわないけどね、クリスティーヌ」そして女性「まぁマイケル、そんなこと言われたって私・・・」ここまで言ってブーッというNG音。NGは野口五郎じゃありませんよ「NO GOOD」です。つい先日まで「真夜中のパーティー」やってたから、けっこうイケると思っていたけど」やっぱりちょっと気持ちワルイ!!
「じゃ、ちょっとボイスチェンジャーでも使ってみましょうか?」と五郎君からナイスアイデア。
TAKE2-うーん、これじゃあ笑いはとれるけど、ラブ・ロマンスにはならない。ディレクター「ちょっとそのへんに女性いませんかねぇ」五郎君「いやぁ、いることはいるんですけとね。いっぱい。でもノーギャラで出てくれるかどうか」という事で会場の中から挙手で選ばれた方2名が舞台に上がり、五部君を挟んでいよいよTAKE3。
恋人同志のマイケルとクリステイーヌ、そしてなんと3番目の役は人間ではなくて犬やらニワトリでした。ボケ役ご苦労様。でもナカナカオイシイ役でしたヨ!!

さてお遊びはこのへんでオシマイ。
続いての曲はちょっと懐かしく「きらめき」そして「ふるえて眠れ」今回のステージではキーボードが3人。ピアノの猪股さん、エレピアノの五郎君、シンセの上原さん、そこで五郎君の提案で連弾が決まり、みごと「エリーゼの為に」をサワリだけ聞かせてくれました。もちろんすばらしい指さばきは、ブランク30年の五郎君を除くお二人です。

それから「名画座」からもう一曲。「忘れじの面影」このステージ一曲目の「MY LOVE」からバックコーラスの声が気にかかってしょうがない。まるで五郎君がかぶせているような声。その正体がメンバー紹介で明かされました。なんと五郎君のお兄さんが、右端でパーカッション兼コーラスをやっていたのです。五郎君の心強いパートナーですネ。

そろそろ終盤「序曲・愛」「スマイル・アゲイン」そしてラストの「WE'RE ALL ALONE」舞台の上のモニターTVが突然ついて熱唱する五郎君を写しだし、そのまま楽屋に戻った五郎君を追っかけて行きます。ハンディカメラにむかって掲げたスケッチブックには「あ~つかれた!!」続いて「5月10日CD発売」そしてポカリを一口飲んで、アンコールのため舞台へ。
アンコールは「名画座」の中から一曲。このCDにかける意気込みが、うかがえますよネ。そして「SEE YOU AGAIN」

ステージが終わって場内にライトがついてもアンコールの拍手がやみません。すると舞台のモニターがまたついて、五郎君からスケッチブックでのメッセージ。「またね、そう、またお逢いしましょう。この博品館で・・・。」