11.02 Mr.アーサー

ミュージカル ミスター・アーサー

1992年(平成4年)11月2日~12月13日 大阪・シアター・ドラマシティにて

製作=シアター・ドラマシティ
総指揮=小林公平
プロデューサー=水野匡雄
脚本・作詞=デビット・クレーン、マルタ・カウフマン
作曲=マイケル・スクロフ
訳=小田島雄志
訳詞=岩谷時子
演出=酒井澄夫
音楽監督=石川浩司
音楽=前田憲男
振付・ステージング=謝珠栄
装置=和田平介
衣裳=緒方規矩子
照明=森田守彦
出演=野口五郎、剣幸、春風ひとみ、笹野高史
諏訪マリー、安岡力也、小鹿番、瑳川哲朗

(ファンクラブ会報「GORO CULB」1992.12 Vol.60より)

ミスターアーサー公演 始まりました。
ニューヨーク並みの笑いと現代のシンデレラストーリー

何度となくお知らせしてきました大阪での舞台「Mr.アーサー」が11月2日に幕開けとなりました。
皆さん、もう何度かご覧になりましたか?今回の劇場であるシアター・ドラマシティはこのMr.アーサーと共に動き出したわけです。つまり杮落とし公演。これからさまざまな舞台が繰り広げられると思いますが、何と言ってもこの杮落としのこの公演は劇場の歴史の最初の1ページとなり、語り継がれる事になるでしょう。そんな記念すべき舞台に立ったGOROさんを私達ファンは誇りに思うのです。でしょう!?(ウンウン、その通り!) だから大成功のうちに終わることの出来るよう、皆さんの心からのバックアップをお願いいたします。

東京・上野で10月より本格的な稽古が始まりました。
久しぶりのミュージカル。GOROさんも、また観にいく私達もワクワク・ドキドキです。山のような台詞と歌と振り等を1ヶ月あまりで覚えなくてはならない、ハードなリハーサルがほんど毎日続いたのです。
もちろんGOROさんのことですから完璧に仕上げての公演となる事は間違いないとわかっていても、つくづく大変だなーと感心してしまうのです。でもリハーサルが密になればなるほど共演者の剣幸さんをはじめ、皆さんとも打ち解けあい、絆も強くなるというものです。

GOROさんの役は大富豪の放蕩息子。
今までにもさまざまな役をこなしてきましたが、今度の役と現実のギャップはどれくらいなのでしょうか。真夜中のパーティーのオカマほどではないにしろ、違ったGOROさんを観られるのも楽しみのひとつ。でもその中にチラッと本当のGOROさんが覗けるかも・・・。(ちなみにオカマの中には覗いてはいませんでしたよね)
そんな苦痛も乗り越えて役作りもバッチリ、アーサーになりきって10月27日、いざ大阪へと出発しました。そんなGOROさんの舞台をちょっと覗いて見ることにします。

もう何度も舞台経験のあるGOROさんですが、はじめにも書きましたがシアター・ドラマシティは開幕したばかり、劇場に関する全てのものが初めてだし、スタッフ側もまだ慣れてなくて、お互いに勝手がわからずに少々戸惑い気味のスタートとなりました。

まずは楽屋作りから始まりです。
1ヶ月以上、お世話になる楽屋ですから自分の気に入るようにしたいですよね。東京からあれもこれもと必需品をたくさん宅配便で送り、それでも足りないものをひとつひとつ揃えてゆき、日に日に充実してワンルームマンション並みに快適な部屋が出来上がったようです。
「ここにベッドがあればホテルに帰らずに楽屋に住み込んでもいいな」なんて言葉も出たそうですよ。レ・ミゼの大阪公演の時も長期間でしたから、その経験を生かして部屋作りをしたのかもれませんね。2回公演の日は朝11時から夜10時まで楽屋で過ごすわけですから居心地がよくなかったら疲れちゃって気持ちよく頑張れませんものね。

住み心地を確保した次は食生活。
体力を使う舞台ですから食べることは大切です。で、どうなのかといいますと、昼も夜も麺類が多いとか。もちろんGOROさんが好きだからということもありますが、注文できるお店のメニューの種類が少ないという理由もあるようです。食欲の秋(いえ、もう冬に入ってしまいましたね)、それに大阪と言えば「食いだおれの街」と言われるほどいっぱいあるのにかわいそう!お休みの日にはゆっくりと美味しいものを食べてくださいね。

そんなこんながありまして、とにかくスタートしたからには全力投球で毎日頑張っていますので、皆さんも気合を入れて舞台にのめりこんでください。