03.02 明治座舞台「さくら」出演

舞台さくら

東京明治座2月公演 2003年(平成15年)3月2日~23日

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.126より)

「さくら」も盛況のうち無事終了しました。TVとはまた違った魅力の沢田先生に会えたのではないでしょうか。この舞台はTVの続編となり、さくら(高野志穂)がハワイから沼田屋に戻ったところから物語が始まります。

一幕目:グランマ(中村メイコ)が花道から登場。さくらが日本に戻ってきた経緯を語る。「帰国披露会」を開催するため大騒ぎの沼田屋へと移る。さくらは何故か振袖姿?表向きは帰国会、実は「婚約披露会」。そう、桂木先生(小沢征悦)との・・(さくらは知らない)帰国会を始めようとしたが、桂木先生ともう一人がきていないことに気づく。そこへ、私の彼は左利き~と歌いながら、花道より沢田先生(野口五郎)が登場。(まさかこういう登場は予想できなかったな)「懐かしいな~ 1972年 麻丘・・美代子だったか?!」と沢田先生が言うと、沼田屋の嫁、筆子(麻丘めぐみ)はズッコケル。舞台は闇、ロウソクの灯がユラユラと。客席にもロウのにおいが漂い、幻想的な空間が。これは物語の舞台となっている古川町に昔からあるしきたりで“ふるまい"という趣向とのこと。桂木先生がいつものジャージを着てやってきた。ジャージではという事で、自然と皆の目は、沢田先生のスーツに。沢田先生が上着を脱ぎ、裏を見せ「これを着こなせるのは、僕だけでしょ!」皆、納得。地味だなと思っていたスーツの裏が、超ハデ!赤で柄つき。さくらと桂木先生の婚約披露会ということをばらしたが、桂木先生はまだ結婚はしない!と言い、二人は喧嘩に。そんな中、健一(河西健司)が町議会に立候補すると言い出し、大もめに。

二幕目:あけぼの中学の職員室。沢田先生は薄いグレーのスーツ。さくらと桂木先生は喧嘩したまま口も聞かず、気まずい雰囲気が流れる。
その翌日、職員室に沢田先生、桂木先生、さくらの3人。沢田先生は二人にして仲直りさせようと、「さあ、帰るからね~」とわざと大きな声をだし消える。しかし、帰ったと思っていた沢田先生、職員室の窓から顔を出す。そして隣にも見た顔が。教頭(笹野高史)と顔をあわせビックリ!お節介な二人が窓越しに桂木先生にジェスチャーでアドバイスを出す。(このときの二人の絶妙なやり取りが、非常におかしい)しかし、桂木先生に「もう帰って!」とうながされ、左右に消えて行く二人。

三幕目:選挙が始まり、演説が今ひとつ上手くいかない健一を見かねて、さくらのグランマがマイクを取り上げ、演説をしてしまう。
教頭の後頭部を見ながら沢田先生コンビが再び登場、そのしぐさがおかしい。また何かやってくれるのかなとワクワク、期待してしまう程、二人の掛け合いには、ほんと安心感がある。
沼田屋では、落選した健一の残念会が開かれている。そんな中、さくらは思い切って桂木先生にプロポーズするが、桂木先生は「待った!」自分からプロポーズする。皆、祝福。そこへ奈落(舞台の下からせり上がること)からギターを持った沢田先生がフリフリシャツにキラキラの黒のスーツ姿で出てきた。カッコイイ!(これステージじゃないよね?)ジャーンジャジャジャーンと弾き始めた。沼田屋のお爺ちゃん(奥村公延)がドラムを叩き、教頭がトランペットを吹き、沼田屋はもう大変。当の二人はまた喧嘩。「ほっときましょ!」と沢田先生が一言。
そしてハッピーエンドを願いつつ、終幕となった。

初日前日にゲネがあり、(本番と同じように衣装を着け、演じること)見せていただけることになり大雨の中、行ってきました。楽屋に向かう途中、派手な衣装を着てギターを弾いているGOROさんに遭遇。これって沢田先生の衣装にしては派手過ぎない?と思う私達。
 舞台では3幕目の稽古中、これからGOROさんの出演する場面があるとのこと。3幕目の稽古がだいぶ押していて、「ヒマだよ~」とGOROさんも楽屋に戻ってきて、なんと靴を履いたまま、膝立ちで楽屋に上がり、うつ伏せ状態でモニターをチェック。(靴を履いたまま??と思ったけど、なんか凄~く気持ちが解るのでちょっとおかしかったな)「GOROさん!お願いします」の掛け声に急いで舞台へと向かったGOROさん。私達も客席から稽古を見せていただくことに。

宴会の場面、ギターを持って奈落(派手な衣装ってこの場面なのね、楽屋で見た以上にライトで凄い光ってる)から登場。2幕目の職員室の場面をもう一度稽古することになりました。さくらと桂木先生、沢田先生と教頭のシーンです。上下真っ赤なジャージ゙姿で出てきたGOROさん。エッ!これ衣装と内心ビックリしましたが(GOROさんの私服でした)、本番はスーツでしたもんね。そういえば・・楽屋に無造作に脱ぎ捨ててあったなァ~。
稽古を少し見て、ゲネをみて思ってことは、役者さんて大変だな~と。
 最終的には何時に終わったのか分りませんが、そうして皆さんが観た「さくら」が上演されたんですよね。今回の舞台は、表情もリラックスして、余裕を持って演じていたように感じました。そして何よりGOROさん自身楽しんでたのでは。皆さんはどう感じましたか?