09.01 ファンクラブ会報「五郎」第6号発行

会報「五郎」第6号発行

1973年 (昭和48年)9月1月

(ファンクラブ会報誌「五郎」6号より)

僕の親父は公務員です。
日比谷でのP.C.Cコンサートを見るのと、ショーが終わってからスタ千の録画どりの為に今日上京して来た。この日は日比谷が終わったばかりで疲れてたが、親父の顔をチラッと見たら、あいかわらず真面目な、もしでれでれ甘ったれたら「バカヤロウ」と言われそうな、そんな顔してた。親父や親母をひっぱり出すのはあまり好きじゃない。
CX(フジTV)を出た時親父が「のどがカラカラだ。やっぱりあがってしまったな・・・」と、なんとなくすまなそうに言ったが僕はちっともそうは思わない。スタジオのカメラとは友達みたいになっている僕だって最初は司会者の質問が聞こえない時だってあったし、まして親父は芸能人でも、しょっ中マスコミに登場している知名人でもない。今も美濃できまじめな公務員として生活している僕の親父なんだ。でも親父、親父っていうのはてれくさい。僕が美濃を出たのが5年前だから、それからは毎日顔を会わすわけじゃない。むしろ近頃では一ヶ月に一度会えればいいほうだ。それに僕の年頃ではこうゆう生活じゃなくてもあまり両親とは話さないものだ。(友達もそう言ってる)だけど、もうちょっと僕が年をとれば親父と男同士の話が出来る。それまで親父、もうちょっと黙って見ててくれ。いや、下さい。(靖)