08.08 六本木スーパーライヴ

六本木バレンタイン スーパーライヴ

1992年(平成4年)8月8日~8月9日

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.58 より)

九州地方を直撃した台風の為、飛行機に乗れなくて来る事ができなかった方や遅くなってしまった方がいる中、始まった五郎スーパーライブ。オープニングは「Weather Vane」茶系のシャツに白いスラックス。

五郎「今回は本当に僕のワガママなライヴに来て下さいましてありがとうございます。僕も初めての体験なものですから、どういうふうになっちゃうかわかんないですけど、皆さんリラックスして・・・と言っても僕が一番リラックスしてませんが、間違ったらもう一回やろう!て感じで。この前、サウンドアリーナっていう番組に出たんですけど、その時、本番で歌いながら「どんな顔して歌ってるのかナ~!」と思ってモニターをちらっと見たら襟足の辺りがすごく、うっとおしかったんですね。それですぐ美容院に行って「少しだけ切って下さい」って言ったのに、バッサリ刈り上げられちゃって。もう寒いのなんのって。なんか落花生みたいな頭になっちゃいました(笑)」

五郎「え~と次の曲は・・・」ここで五郎さん、メトロノームを見るんですが、よく見えないのか、目からかなり遠ざけて
五郎「兄貴がこの前、老眼鏡を作ったんですよ。43才だもん当然ですよ。僕も細かい字がだんだん見えなくなってきちゃって」ここで会場のお客さんが一斉に「えーーーっ」

五郎「え~って言わないで下さいよ。お願いだから。ナイショですよォ、こういう事はすごく下世話な話なんですけど、男でよくいるんですよ。最初、葉にきて次に目にきて、最終的に×××にきちゃう(笑)」

五郎「え~と2曲目は、まだ題名が決まっていない「タイトル未定」という曲を」
五郎「どうもありがとうございました。タイトル未定なんてまるで題名のない音楽会みたいですね。この前テレビ朝日で70年代の歌手のベスト5を上げたら僕が4位だったんですよ。そりゃあ嬉しいけど、一位の百恵ちゃんは引退していない、2位がピンクレディで解散していない、3位が尾崎豊で死んじゃっていない(笑) 現役で僕だけ。俺にこの次、どうしろっていうんだ!!」(笑)

五郎「そんな感じですねぇ。えっとこの辺で、きっと中にはご存知の方もいると思います。知っている方は知ってる、知らない方は知らないという曲をやってみたいと思います。僕が作った曲でChicoという曲を」

五郎「今だから言っちゃいますけど、その頃、片想いをしてたもんですから、肩が重かったんですよ。肩重い(片想い)っていうんですか」(笑)

やってくれました、お決まりの一発(笑)。その時、ある女優さんの相談にのってしまった為、ある商品を何度か買う破目になってしまった話などしてくれた後、ボソッ!と。(笑)
五郎「ま、こうして男はバカをみて、段々と成長していくんでしょうね」と一言。

五郎「ちょっと準備に時間を下さい。」その間にパーカッションのペッカーさんにマイクを渡して、彼のコミカルなトークショーが始まり、スタジオの五郎さんからバルセロナのペッカーさんへの中継放送です。ペッカーさんの巧みな話術に思わず観客になってしまった五郎さん。準備をするのを忘れてしまい「全然準備ができないじゃないか!」やっと準備が整い気を取り直して・・・・。

五郎「これもタイトル未定なんですよ、何か良いタイトルが浮かんだらメモして関係者に渡して下さい。自分の欠点をさらけだすみたいなんですけど、ストラップ(ギターかけ)忘れちゃった。」膝にギターをかけようとしたり足を組んでみたり。
五郎「これじゃあ無理があるし・・・、と」(笑)

五郎「次の曲のタイトルは・・・(沈黙)え~と、何ていうタイトルなんですか?、ビルちゃん!(ビルさん遠くから)きちんと前に来て言ってよ」(ビルさん、椅子を持って登場)なんで椅子を持って行くのかな? と思っていると五郎さんの足元に。会場爆笑。

ビル「Cumulus In Blue」と得意気に発言。会場拍手。
五郎さん椅子に足を乗せギターを支え5曲目の「Cumulus In Blue」を。

最終日には久保田マネが登場してマイクに向かって
久保田「キュムラス・・・」全然、英語になってない日本語的発音。
久保田 「意味はぁ、入道雲・・・ あれ、中西さん、間違ってますよ。入道雪ってて書いてますよォーー そんな事はいいんですけど、六本木の駐車場一時間1000円でしたよね。僕の時給が330円でしょ。考えたんですけど、僕が車に乗って差額、頂けます?」笑いと共に大きな拍手。
久保田「じゃ、いきます! 56番居酒屋」(笑)久保田マネ退場。
五郎「スイマセンね~こんなマネージャーばかりで。まともなのは僕だけです。」

五郎「イヤ~しかし最近、なにかしら行動おこすたぴに、ヨイショ、ドッコイショって言っちゃう。困ったもんですね。今日一番遠くから来た人は北海道? 拍手ですね。夜行? 暗いですね。夜行に乗って六本木のライヴ! 御苦労様です。北海道行きたいですね。いいですね。行った時はヨロシク。」
次の曲は I'ii be ・・・いう曲を」

五郎「どうもありがとう。I'ii be ・・・・という曲でした。え~、このライヴが終わってもまた、皆さんと会えるビー(アイルビー)なんちゃってぇ~」(笑)

さすが五郎さんですね。いつも楽しいおしゃべりで私達を楽しい気分にさせてくれますよね。
五郎「わ!もうこんな時間だ。早いですね。ラストの曲はわりとハードな曲を。ハードロックって言うんですかぁ、36歳にもなってハードロック!ハードロックですよぉ!くぅ~~っ、切れるゼェ~!プッツンとぉぉ」

五郎「どうもありがとう!!」--退場--

アンコールでは1曲目の「Weather Vane」をアレンジした曲を椅子の上に立って演奏してくれました。(後ろの方もよく見えたんじやないかナ) 最終日にはアンコールの曲を演奏する準備の間、五郎さんが「Unchained Melody」を生の声で歌ってくれました。高い声も綺麗にのびてて感動しました。この曲を聞いた方は本当にラッキーでしたね。それに2度目のアンコールにも応えてくれて「Rustic Free Way」ハードロックですよ! のっちゃいますよね。盛り上がり総立ち!!

こんな感じで8/8~9のライブも無事終了しました。