07.13 HOT ICE 94

HOT ICE '94

1994年(平成6年)7月13日 中野サンプラザホールにて
  • 歌ある限り
  • 真夏の夜の夢
  • 沈黙
  • オールバイマイセルフ
  • 青春の贈り物
  • 甘い生活
  • オレンジの雨
  • 君が美しすぎて
  • 私鉄沿線
  • 愛の讃歌
  • ケ・サラ
  • ラストダンスは私と
  • 序曲・愛
  • AUGUST MOON
  • 箱舟の帰還
  • AS TIME GOES BY・GEORGIA ON MY MIND
  • 煙が目にしみる
  • 水平線へ
  • 横須賀タトゥー
  • SEE YOU AGAIN

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.74 より)

ア~ッ、懐かしの「中野サンプラザ」!! と胸踊らせなが待ち望んでいた幕が今、上がりました。ブルーのジャケットに黒のパンツで五郎さん登場。

♪ 歌ある限り ~ 真夏の夜の夢 ~ 沈黙 

マイクスタンドからマイクを取ろうとするがなかなか取れない・・・・。音響のスタッフが慌てて飛び出して来た途端、マイクがすっと取れました。五郎さんたらヒドイ(笑)。からかったのね(でも楽しい)

五郎「民音のお客さんって大好きなんです。こんなささいななギャグにも拍手して下さるんですから。」と声の掛け合いでお客の拍手の反応を楽しんでいました。

♪ オールバイマイセルフ ~ 青春の贈り物

五郎「4.5曲歌っただけでもう汗いっぱいかいて。僕って一生懸命だなぁと自分で思うんです。でもただの汗っかきだという意見もありますが・・・・」と本当に汗を一杯かいて最近のスポーツの話題など、爆笑トークが続きます。

 甘い生活 ~ オレンジの雨 ~ 君が美しすぎて ~ 私鉄沿線

懐かしのヒット曲を歌いながら客席へ降りてファンの皆さんの中へ。花束やプレゼンを渡す方や、ハンカチで汗を拭う方等、真近に五郎さんを見ることが出来て、皆さん興奮気味!! 最後の方で汗を拭いてくれたのはよかったのですが「何やら五郎さんの歌声 に異変が・・・・。舞台に戻った五郎さん、いったい何が起こったのかと思ったら、な、なんと、その方の小指が五郎さんの鼻の穴に入ってしまったというではありませんか!
五郎「涙が出そうになりましたよ。怒りながら歌ったのは初めてです。」
その方は興奮していて気づいていたのかどうか分かりませんが、とんだハプニングでしたね。くれぐれも皆様、冷静に行動して下さいませ。鼻血が出ちゃったら大変ですもんね。

次にいつもこの中野サンプラザを満員にしていたという越路吹雪さんの曲をアレンジして

 愛の賛歌 ~ ケ・サラ ~ ラストダンスは私と

3曲目の途中で衣裳替え。シャーリングのシャツに黒のベストで、

序曲・愛

どうも衣裳が気になるらしく、言い訳がましく、
五郎「アイロンかけてない訳じゃないんですよ。ズボンの中にシャツを入れ忘れた訳でもないんです。こういうファッションらしいんです。」と説明をする五郎さん。
バンドのメンバーに、
五郎「おかしくない? チョッキのボタン締めた方がいい?」と聞いてまわったり。
えっ!!、五郎さん、チョッキはちょっと・・・・ねぇ、皆さん。
五郎「今、チョッキって言わない!? ベストかぁ?」(笑)
客席からの鋭い指摘に応えながらも、しきりに衣裳チェックを続ける五郎さん。そんな中客席から
「かっこいいよっ」の一声が。
五郎「そう言ってくれる人が一人でもいてくれると、安心します」とやっと落ち着いた様子でした。

話は日本人女性初の宇宙飛行士となった向井千秋さんの話題へと変わりました。将来は誰もが宇宙旅行へ行ける日が訪れるんですよね。

 AUGUST MOON ~ 箱舟の帰還 ♪

再び客席へ降りてインタビュー。
五郎「宇宙へ行くとしたら一つだけ何を持って行きますか?」の五郎さんの突然の質問に、「お金」ある人は「子供」という答えに、
五郎「ちょっと耳をふさいで下さい。・・・バカじゃないのぉ!」と五郎さんお得意のつっこみで笑わせてくれました。急に聞かれてもねぇ。。。。更に、「この夏の計画は?」の質問には「ゴルフに行きたい」と。
五郎「スイングしてみて下さい。」
との五郎さんのお言葉に恥ずかしながらスイングして下さったのに、ろくに見もせずステージヘ。またまたやってくれました。皆さん、本当にゴメンナサイ!!

 AS TIME GOES BY 〜 GEORGIA ON MY MIND ~ 煙が目にしみる 

ここでも五郎さんのギャグが光りました。
GEORGIAの時、間奏で缶コーヒーの「ジョージア」一口。このジョークに何人の人が気づくことができたでしょうか。

五郎「そろそろ終わりの時間です。中野サンプラザのステージも随分、久し振りでしたが変わりなく、とても嬉しったです。また会いましょう。」

 水平線へ 

もちろん、アンコール・アンコールの嵐。
プレゼントを渡すファンの中に、かわいい子供達をみつけ、
五郎「君達みたいに将来性のあるファンが大切なんです。皆はもう余り先が無いから」(笑)と客席を見渡す五郎さん。まぁ、なんて失礼な!! まだまだしっかり応援していきますよ。

五郎「今まではバラード調の歌をアンコールで歌って終わりにしていましたが、最近は今までにない僕を見てもらおうと思いロックンロールでお別れしたいと思います。座ってないで元気良く一緒にノッて下さい。」

 横項賀タトゥー ~ SEE YOU AGAIN

五郎さんの呼びかけに、客席総立ち!! ステージ前にも押しかけて大盛り上りのうちに幕が降りました。

博品館ライブのアットホーム的なコンサートとは別に大きなステージで沢山のファンの前でのエネルギッシュな五郎さんを見て大感激。もっともっとミュージシャン・歌手野口五郎を肌に感じていきたい。皆さんもそう思いますよね。そんな五郎さんにまた、会える日を楽しみにしています。