- 箱舟の帰還
- 闇
- エアポート ストーリー
- パラダイス
- 青いリンゴ
- むさし野詩人
- 風の駅
- 私鉄沿線
- 愛ふたたび
- 19:00の街
- 真夏の夜の夢
- ケチャップ&マスタード
- さらば青春
- ダスティン・ホフマンになれなかったよ
- 夕立のあとで
- 少女よ
- 花遊戯
- 指
- 風になったあいつ
- オールバイマイセルフ
- ~アンコール~
- VICTORYTOWIN
- 愛がメラメラ
- OYECOMOVA
(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB 118号より)
STBスイートベイジルから約2ヶ月、あっという間という気もしてたけれど、日付が近づくとともにワクワクドキドキという不思議な感情が溢れ出す…3日・2日・1日と数え、7/3をむかえた時、STBLIVEとはまた違った『歌手・野口五郎』として私達の心の中に何かを語りかけてくれるのだろう。きっとGOROさん自身も同じ気持ちを抱きながら…。そして私達は、毎年綴られてきた夏の1ページ、また大切に綴っていこう。来年も、再来年も、ずーっと今年と同じ気持ちで中野サンプラザでGOROさんと逢えますように…。
リハーサルにて…。
少し時間が遅れぎみにはじまったので、心配なところだけをチェック。新しいGtの方に気をかけつつ、とても厳しいGOROさんでした。
18:30開演のアナウンスが流れ出すと客席がどこからともなく騒めきだす。会場が暗闇につつまれ、スタンディングの黒のフォークギターがステージの中心に…なのにGOROさんを見るといつものブルーのギターもセッティングされており、2本のギターを使いこなし ♪ 箱舟の帰還 まさかの選曲!!いきなりのこの曲におどろきが隠せない。アレンジもシックに大人っぽくて目を奪われているとフォークギターをさげて ♪ 闇 。5月のSTBとは違い、スペシャルバンドとなり迫力のすごさを実感しました。MCであいさつをしていると、お客さんに花束を差出されるGOROさん、
「あれっ、まだ2曲しか歌ってないのに嬉しいですネ。ありがとうございました~!」
と帰るGOROさん(笑)
「まだ早いですよネェ。そう2もう毎日とにかく暑いですよね。暑いとビールって売れるとよく聞きますが、1℃上がるごとに100万本も増えるそうです。今日ここでは僕がサンプラザの温度を上げていきたいと思います。」
とバラードでシックにキメルGOROさん。前回のLIVEではミュージシャンGOROだっただけに、客席も歌声に引き込まれていき、思わずクギヅケとなっている様でした。
シックに歌い上げた後にGOROさんの好きな野球の話へ。
「もちろん僕は巨人が大大大好きですが、今日はあえてメジャーリーグの話です。新庄選手というのは日本の3年で何億という契約をけって、2000万足らずの年俸のアメリカへ行ってしまったんですよ。すごいですよね。僕はそんな新庄選手を心の底からバカだなーと思います!僕だったら絶対っ…!!(笑)でも、お金にかえられない何かがあるんでしょうね。本当に素敵だと思います。ではここで新庄選手が生まれた頃に流行っていた曲を聴いて下さい。」と ♪ 青いリンゴ などのなつかしい曲をたてつづけに披露してくれた。またまた予想外、ここで“真夏の夜の夢"が…。そして ♪ ケチャップ&マスタード で衣装のチェンジへ…。さっきまで半袖でも暑そうにしていたGOROさんなのに何と長袖の、しかも裏地のシッカリ入ったシルバーのジャケット!!思わず「素材の事考えて選ばなきゃね」。
後半に何をしてくれるのかと思ったらチェアとフォークギターが用意され
「昔はアイドルというのがいなくてフォークソングがはやりまして、僕も小椋佳さんと大塚博堂さんを見て、大人の魅力を感じました。お二人の曲を歌ってみたいと思います。」
♪ さらば青春 ♪ダスティン・ホフマンになれなかったよ をお二人に負けない程の色気たっぷりのGOROさんでした。…が、ここでハプニング!!GOROさんの指がつった!
「久しぶりにフォークギターを弾いたら指がつってしまいました(笑)ど~しよう、ちょっと待ってください。」
と2分位中断。会場では笑いが広がりましたが、心配のコールも起き、GOROさんもホッと一安心。
「申し訳ございません。コールありがとうございました。」
と復活。
そして恒例のポエムタイム…。
2・3ご紹介します。“テーマは梅雨"
『雨の会議』
・議長が「あそこで何の話でもうなづいている奴は誰なんだ!」「はい、サンセイウです。」
『雨の夫婦』
・夫「母さん最近香水つけすぎじゃないか?」
妻「あらそうかしら?」
夫「ダメだよ。我々はコウスイリョウを守らなきゃ!」
『大阪から雨がやってきました。』
・「アメダス」
一週間前から考えてました。(笑)
「そういえば、最近夕立って聞かないですネ。僕が小さい時は夕方になるとザァーッと夕立が来て、あわてて雨やどりをした事がよくありました。」…と ♪ 夕立ちのあとで ♪ 少女よ この曲はFan投票でもいつも上位を占める曲で客席がグッとGOROさんの歌声に集中していたのがわかりました。曲おわりに
「やっぱり指が少しつっていました。ゴメンナサイ…」
テレ笑いのGOROさんも素敵!
そしてMCへ…。
「ここでは第2の人生について…といっても僕らの職業には定年というものはありませんし、このとおりマジメでジミなので歌えるところまで歌いたいとだけ思ってはいますけど、皆さんは、たいていの方は定年があると思いますので、その時にやりたい事やってみたい事を見つけて趣味を作っておくといいですね。あっそう2、晴(キヨシ)さんはドラッグストアーにしなよ。だってマツキヨがあるんだからサイキヨがあってもいいじゃない。池袋から埼玉までの“サイキヨ"!(爆) では、彼をフューチャーしたLAの曲をします。」
♪ 指 へ…。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、♪ オール バイ マイ セルフ で今日のLIVEが走馬燈のように駆けめぐり、改めて私達の中の『野口五郎』の存在に気づいた様な気がしました。
「今日は、僕も本当に皆さんと一緒に楽しむ事ができました。また皆様にお会いできるのを楽しみにしています。」
夏らしい笑顔を残しステージを後にしました。熱気が冷めぬ様にとすかさず拍手とアンコールがどよめく。…そして、ギターを片手に、 ♪ VICTORY TO WIN 。
毎年、夏にサンプラを通過して、何かを確かめ、また進んでいくGOROさん。きっと今日も何かを手に入れた事だろう。そして、サンタナの世界へ私達も引き込んでくれて、むせる様な暑さをスカッとさせてもらえたコンサートも ♪ OYE COMO VA で終了してしまいました。今年のLIVEは、フォークもあり、何かどことなくなつかしい様な、心あたたまるものでした。いろんな感動をあたえてもらったGOROさんに感謝しつつ、余韻を抱きしめて今夜は寝よう…。GOROさん、ありがとう。
…LIVE終了後。
バンドの皆さんとスタッフと一緒にとある牛たん屋さんで軽く食事をしに行きました!少しお疲れだったGOROさんは、途中でTIME UPしましたが、何十種ものたん料理に大ハシャギ!! スジ・刺し・ミソ漬け・蒸しとテーブルにはズラッと並んでいましたが、お気に入りは、テールスープだったみたいですよ。骨の回りにやわらかいお肉がからんでいて、とてもジューシーでメンバーにも大人気でした。
「今日は暑い中お疲れ様でした!」
のGOROさんは帰られました。その後も残りのメンバーも元気にLIVEでのポエムの話などに花が咲き、最後には、日本酒まで…。よっぽど楽しかったのか、夏休みみたいでした!GOROさん、本当にお疲れさまでした。