09.19 HOT ICE 2002

HOT ICE 2002

2002年(平成14年)9月19日 東京渋谷公会堂 にて
  • 青春の贈り物
  • 19:00の街
  • 沈黙
  • 青いリンゴ
  • 青い日曜日
  • オレンジの雨
  • 美しい愛のかけら
  • 熱愛
  • 私鉄沿線02
  • 煙が目にしみる
  • AS TIME GOES BY
  • ALL OF ME
  • A SONG FOR YOU
  • フライトボード
  • 星屑の町
  • ノーノーボーイ
  • クレイジーラブ
  • 箱船の帰還
  • オールバイマイセルフ
  • -アンコール-
  • 君こそわが青春
  • VICTORY IS WON
  • 愛がメラメラ

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.123より)

少しざわめきの残った渋谷公会堂に青春の贈り物のイントロが流れ出し、緞帳が上がると紫色の光が目に入る。その中央でGOROさんがスポットライトに照らされて椅子に座っていました。今日のGOROさんの衣装は、黒とエンジ配色のスーツです。
1曲歌い終わり、MCに入ります。今回は渋谷公会堂ということもあり、話は懐かしい昔の番組の話です。
「前回、GWにスイートベイジルというところでライブをやらさせていただきまして…その時は、わがままライブというか、シングル曲を1曲も歌わなかったというものでした。ですから、今回はシングル曲をたっぷし…と僕のシングルの曲も皆さんに聴いていただきたいと思っています。」そう言って、ゴールドのギターを持ち、ハンドマイクをスタンドに置き換え、まずは19:00の街
その後に、あの独特のイントロの沈黙と続きます。ギターを置いて、ハンドマイクを持ち、歌うは振り付の青いリンゴ。客席の手拍子が振りとぴったり重なります。
その後は、久々にこういう所で歌う青い日曜日です。青いリンゴから青い日曜日間の照明は涼やかなブルー。ステージと客席いっぱいに光が満ちてゆきます。
照明はオレンジに変わり、オレンジの雨♪ ♪美しい愛のかけらと歌い、メドレー7曲目は熱愛です。
『熱愛』を歌い終わったGOROさんは、両手を広げてバンドの皆を制止します。やっと一息ついた汗びっしょりのGOROさん。歌い始めに「僕の曲は1曲1曲がきつい!」と言いながらも、力強く7曲連続で歌い上げました。
再びギターを抱えて、「今度10月23日に『私鉄沿線02』というのが出ます。それをやってみようと思います。僕が僕をプロデュースするとこうなるというのを、今回はところどころお見せしたいと思います。」と、私鉄沿線02を初披露してくれました。会場で生でお聴きになった皆さん、いかがでしたか?
メドレーの後の1曲目は、煙が目にしみるです。
今回は、NHK連続テレビ小説「さくら」で共演の高野志穂さん、小澤征悦さん、見栄晴さんはじめ先生達がが会場に来て下さっていました。GOROさんが、「さくら」の撮影秘話をいくつか披露してくれました。
そこでGOROさんは、次の曲を歌うに当たり、「今日は、志穂ちゃんがいるんだよな~!何千人もいるお客さんの中で、一人でも英語の分かっている人がいると、すごく緊張するんです…志穂ちゃん、しばらくトイレ行ってて!!」と、あまり高野志穂さんに聴いてて欲しくない様子です。

JAZZというのは、日本語では様にならないそうで、例えば…とJAZZの名曲『サマータイム』を英語で出だしだけを歌い、次に日本語で歌ってみます。やっぱり、英語じゃなくちゃ!と観客の皆が納得したところで、AS TIME GOES BY。続いてALL OF MEを歌い、途中「志穂ちゃん、大丈夫?」と言いながら、GOROさんは、ステージの上手へと入っていきました。
主役のいないステージでは、バックバンドの一人一人にスポットライトが当たり、『ALL OF ME』が演奏されています。

しばらくすると、真っ白なスーツに着替えたGOROさんが、2人の女性と共にステージに現れました。STBに引き続き、今回も星奈々さんと、林みゆきさんがゲストコーラスとして参加して下さいました。
コーラスと一緒に歌うA SONG FOR YOU。ステージのバックには、キラキラと赤い照明が光ります。
フライトボードを歌った後に、GOROさんは「今回、レコード会社を移籍することになりました。」と報告し、来月発売のマキシシングルのカップリング曲星屑の町♪ ♪ノーノーボーイを披露してくれました。『星屑の町』は、三橋美智也さんが昭和37年に歌った曲です。それをGOROさんがアレンジしたそうです。
『ノーノーボーイ』は、ザ・スパイダースが歌ったものを、これもGOROさんがアレンジしました。
そして、GOROさんが10代の頃に、コンサート等でよく歌っていたクレイジーラブを、あの頃とはちょっと違った雰囲気で歌ってくれました。
しっとりとを歌い上げ、箱船の帰還の時には青紫の照明の中、紅白のスポットライトがステージと客席を照らし、その壮大な歌を演出します。
オールバイマイセルフでは、ピアノとフルートの美しい音色と、ステージに倒れ込む程の熱唱の後、GOROさんは、さわやかな笑顔を残しステージを降ります。
そこからは、アンコールの拍手が鳴り続け、一人また一人とメンバーがステージに戻ってきて、最後にGOROさんが戻ってきました。
上着を脱ぎ捨て、「今の僕の気持ちです。」君こそわが青春を歌いました。Saxの音と、GOROさんの声がまるで競うか…いや溶け合うかのようです。
ギターを抱え上着を手にしたGOROさんがステージそでに入ると再びアンコールの拍手が鳴り出します。
VICTORY IS WONの前奏でピックを口にくわえて再度現れたGOROさんは、メンバーを一人ずつ紹介していきました。
そして、今回の最後愛がメラメラでは、ポツポツと立ち始めたお客さんが、ほぼ全員の人が立ち上がったのは曲の1番が終わらないうちでした。
約2時間20分のコンサートはSee you Againの曲と共に幕が降りました。