05.25 急性肝炎で入院生活

急性肝炎で入院生活

1981年(昭和56年)5月25日~

(ファンクラブ会報「Fellow」第44号 昭和56年6月27日発行より抜粋)

6月16日、あれから1カ月、待ちに待った、五郎君の退院が決定しました。
前日まで降りつづいた雨も、すっかり晴れあがって、五郎君の気分も、瞳もキラキラ輝いていました。久しぶりに、 お風呂に入って髪もさっぱり、濃くのびたヒゲも、1カ月寝込んでいたなんて信じられないくらい元気。あの大きな目をバッチリ開いて、低音でゆっくり、一言一言話す姿は、ゾクッとくるような大人の男性でした。五郎君自身も言っているように、 この1カ月は、彼にとってどんなにたくさんの毎日の経験よりも、自分を見つめる大切な日々だったようです。とはいえ、雨のうっとうしい日は、しっかり落ち込んで、病室のあちこちに、体を置き換えては、頭を抱えていたとのことです。

ファンクラブからも、全国から届けられるお見舞いのお便りを、どっさり届けました。デビュー当時のファンからも、たくさんのお便りが届いていたそうで、とっても元気付けられたり、思い出にどっぷりつかってみたり、あふれるような、ファン一人一人の気持ちが伝わったことは間違いありません。本当にありがとう。全国の力強い仲間たち。

さて、これから五郎君は自宅療養に入ります。まだ長く座っていると疲れるし、階段などはふらつくとのこと。体力を取り戻すのに、3週間ぐらいかかるそうです。ファンの前に登場するのは7月2週目から。皆さん待ってて下さいね。ファンクラブでもたくさんの 皆さんから、勇気と自信と、責任ある嬉しいお便りをいただいて張り切っています。56年後半、太陽のエネルギーをいっぱい吸い込んで五郎君と一緒に盛り上がりましょう。

最後に、古川橋病院の院長さん「五郎君、そろそろいい音楽をいっぱい聴き始めるといいですよ」とおっしゃったそうです。 なんて気のきいた、五郎君をよく知り尽くした言葉でしょう。本当に、久方ぶりのコーヒーを、おいしそうにのみほした五郎君でした。