(ファンクラブ会報「Fellow」第64号 昭和60年3月15日発行より抜粋)
五郎君の誕生日を祝うかのごとく、晴天に恵まれた2月24日、京王プラザホテル、コンコード・ホールルームにおいて、20代最後のバースディーパーティーが開かれました。
PM6:00~
黒のタキシードに身を包んだ五郎君が金屏風の前で嬉しそうに、ファンのお祝いの言葉に応え、1人1人と力強い握手を。
PM6:20~
いよいよパーティーの始まりです。
今日は五郎君の衣裳のチャリティーオークションもあるのでワクワクです。
司会の若狭さんの挨拶の後、五郎君の挨拶、「20代でやり残してきた事を今年は何が何でもやらなければなりませんネ。ステキな29歳にしたいと思います。昨年はケーキのローソクの数が28本で最後の1本を消す時、貧血で倒れそうになったけど、今年は29本で1本多いから、その1本で今度は脳溢血で倒れそうですよ」と得意の冗談を。大勢のファンの人達と、取材陣に囲まれ「ハッピーパースデー」の大合唱。
大きなケースのローソクの火を一息で吹き消した五郎君、やっぱりちょっとしんどかったかな。
この後、食事タイムに入り、中央に並べられたテーブルの料理に向かい和やかな立食パーティームードがでてきました。今回はこのお料理の他に、焼鳥、甘味、焼そば、おでん、そして五郎君も食べた、たこ焼といった屋台がズラリと並んでいます。
おなかもいっぱいになった頃、衣装のチャリティオークションが始まりました。
これは朝日新聞アフリカ飢餓救援募金寄付という事で、五郎君も何かの役に立ちたいという気持ちから、大事にしていた今迄の衣装をオークションにかけその全額を寄付するというもの。どの衣装を見ても思い出深い物ばかり。1回目の日生劇場で着たもの、紅白でコーラスラインを歌ったもの、「愛よ甦れ」のテレビ衣装、夏のコンサートのガイコツマークが背中にある黒のジャンパー、「オレンジの雨」の衣装など約20着。1着1着当時の思い出を語りながら手放します。オークションが終った後も、会場の一角に設けられた均一コーナーの衣装がアッという間に売り切れました。
PM7:00過ぎて
「夢のジュークボックス」がスタート。
五郎君がファンの中に入り、今までのシングルA面B面のリクエストに応えるというもの。98曲の歌詞集を持って会場を歩きながら番号を聞いて行きます。98曲、全部憶えているかな?さて1曲目・8番、どんなイントロがでてくるのか緊張の一瞬「青い日曜日」です。大きな歓声がおこり懐しそうに歌います。
2曲目・6番「感情曲線」、3曲目・22番「甘い生活」、4曲目・1番「愛ゆえに」、5曲目・98番「博多みれん」、6曲目・3番「好きなんだけど」・・・歌が間に合わなくてイントロからかけ直してもらったり、忘れちゃった曲名をファンから聞いたり、和やかにジュークボックスは終わりました。
PM7:30~
ギターを持った五郎君がステージに上がってバンド紹介です。
1曲目は新曲「別れのエチュード」。次はめったに見れない8ミリ上映。
なんと少年時代「ちぴっこのど自慢」に出演しギターを弾いて歌っているところがバッチリと映っているのです。五郎君も初めて見るとの事。かれこれ20年前のものなので、音声もなく白黒なのですが、力いっぱい歌っているのがひしひしと伝わってきます。音声のかわりに五郎君が当時をふり返って説明をし、思わず会場から可愛いい~との歓声が。さて演奏に戻り、これまた懐しいベンチャーズの「ダイヤモンドヘッド」、アルバム「ファーストテイク」から「スリータイムス」、「君こそわが青春」、最後にもう1回「別れのエチュード」予定時間をオーバーしてのミニステージでした。
★朝日新聞アフリカ飢餓救援募金に大勢のみなさん、ご協力ありがとうございました。
お陰様で当日は1,298,546円の募金が集まりました。その他にもFC宛に郵便振込、現金書留、写真等お寄せ頂き本当にありがとうございました。