04.30 博品館LIVE 5

博品館LIVE 5 ~STARTING OVER~

1990年(平成2年)4月30日~5月7日
  • 歌ある限り
  • 異邦人
  • 序曲・愛
  • 水平線へ
  • 流沙れて
  • トラベリングボーイ
  • 熱愛
  • 感情曲線
  • ラヴ イズ ブラインド
  • Aサイドコレクション(日替り)
  • 博多みれん
  • 流沙れて
  • 氷をゆらす人
  • ストレンジャー
  • スマイル アゲイン
  • 君こそわが青春
  • ストレンジャー
  • トラベリングボーイ
  • クレイジーラブ
  • ミッドナイト ロックンロールショー

(ファンクラブ会報誌 GOROCLUB Vol.38より)

 
下はおもちゃのPALADISE「博品館TOYパーク」
上は音楽のPALADISE「GORO博品館ライヴ5」~STARTING・OVER~

風薫る5月、今や日本の常識となった大型連休、ゴールデン・ウィークを贅沢にも全部使って「GORO博品館LIVE V」が行なわれました。しかもその中には、デビュー20周年である5月1日も入っちゃってるから、もう大変!! GOROファンにはハワイもヨーロッパもありません、目指すは「東京・銀座・博品館」
期待度100%のLIVEを、見事200%にして応えてくれたGORO君、
まさしく、私達には、GOLD・WEEK・・・でしたね。

ステージ中央に大きなスクリーン、そこに映し出されたのはGORO君の生まれた日の新聞です。色々な記事に混じって「岐阜で天才少年、佐藤靖君誕生」のニュースがあります。「えっ、本当に載ったの・・・」って、そんな事はある筈ないヨネ。これはもちろんジョークです。(でも本当に信じちゃいそうな程、良く出来た新聞です。)左下の方の「息子生まれた、スグ帰れ、伊代子」のフレーズは気がついたかな? そしてGORO君のご幼少の頃の写真・10才の時ののど自慢番組から明治製菓のCMまで・・・。CM挿入歌「歌ある限り」にオーバーラップしてスクリーン裏にいたGORO君の歌声が・・。そして「異邦人」と続きます。

五郎「回を重ねて今回で5度目のライヴ。これもひとえに僕の努力のたまもの・・・ いえ、皆さんのおかげだと思っています。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい」

そして「序曲・愛」「ルームサービス」「水平線へ」

またスクリーンが出てきて懐かしい「再会」のワンシーン。19才のGORO君と当時5才のひろみちゃんの出会いのシーンです。舞台は横浜・山下公園。ベンチで寝そべるGORO君にひろみちゃんが話しかけます。「お兄ちゃんひろみと遊ぼう・・」と、抱き上げて去って行き・・・続く・・・えっ、もう終わり? と思ったら「続・再会」こんなのいつ作ったの・・・ 実はほんの3週間前ですって。

カメラは同じアングルから10年後のGORO君を捕えます。あれっ、画面右はしの木に、何やら見なれたものが・・・ おやおや、さりげなく「流沙れて」のポスターが貼ってあります。そして変わらないひろみちゃん。「おじちゃん遊ぼう」昔はお兄ちゃんで通していたのに、とうとうおじちゃんと呼ばれてしまったGORO君。元気な声で、「あいよっ」と返事をしてしまいました。で、ひろみちゃんを抱き上げるシーンではハンディカメラを自分でもって映してるなんて思わない位リアリティーだったけど他のカメラで撮った GORO君のその姿には大笑いです。こうしてGORO君は真っ昼間の山下公園で、いくら撮影とはいえカメラに向って一人芝居してたんですネ。そして、この続きは博品館にて上演中のテロップ。今度はステージ上でナマのコントを見せてくれます。ここでは二人が同棲中なんだって。そしてドアの向こうに女性のシルエット。とっても絵になるシーンを千秋楽では影絵をしたり、女性が男性になりかわったりとギャグが絶えませんでした。

黒のスーツからエンジの衣装に着替えて「トラベリングボーイ」GORO君のここでの会話はひろみ君と秀樹君のお話。特に今回折りしも秀樹君のロマンスの記事が新聞発表され後半はその話題に集中。GORO君もそろそろ。でもやっぱりファンとしては・・・。

複雑な心境。

Bサイドコレクションとして「熱愛」「感情曲線」「ラヴ イズ ブラインド」そしてAサイドコレクション。これは日替りで歌いました。また、5年に一度しか歌わないという「博多みれん」年輪が加わってかとても魅力的です。ちょっとクサかったけど、なんのなんのまだまだ演歌でもいける! と思える程コブシも健在だし、上手いなぁ~。

そして再・再度スクリーンが降りて、今まで出したシングルジャケットが、ミュージックにのって飛びだします。そしてラスト・新曲「流沙れて」のイントロで白の衣装に包んだGORO君の登場。

五郎「カラオケで歌いやすい歌だと思います。ぜひ一度歌ってみて下さい」

「氷をゆらす人」この時のアコースティックギター。これって本当に同一人物!? なんて感心しちゃいます。「ストレンジャー」2曲終わって、近頃のGORO君の座右の銘は。

五郎「諦めるよりも信じて待つ事の方がエネルギーがいる。今、失いつつあるもの、それをもう一度信じてみてはいかがですか・・・」
・・・で「スマイル アゲイン」ラストの曲です。「君こそわが青春」張りのある透る声でマイクを外して熱唱してくれちゃいます。アンコールも今回日替りメニューでした。

今回は20周年という事もあって、懐しい良く知っている曲が多く、みんなそれぞれの曲に想い出がある様子で感激もひとしお・・・なんとなく心が熱くなるカンジです。事前に集めたアンケートの結果を参考に、オリジナル曲・ステージ曲等、普段あまり日の目を見ないB面コレクション。そして厳選されたA面コレクション。幻のデビュー曲、ステージでは人気の高い「ストレンジャー」と、バラエティーに富んだ構成で私達を魅了します。特筆すべきは「トラベリングボーイ」のたった一言のセリフ、「好きだよ」これが20才の頃のGORO君より、さりげなくて、リアルで良かったと思いませんか?

4月30日~5月6日のライヴ5。今回はおまけに5月7日は、いわゆる追加公演があったんですね。

一週間のライヴを無事終えて、GORO君もメンバーもすっかり上機嫌で本公演よりちょっと遊びが混ざったラフな感じになりました。「トラベリングボーイ」の歌のあとにMCでいつも新御三家の話があったんだけど、突如チェーンを取り出し首にかけ「クレイジー ラブ」を歌ったのです。途中チェーンをひきさき、色紙にサインし投げる! 15年前と同じ事を今回再現し、客席が湧き上がります。この歌のラストはもちろん、GORO君がマイクに頭をぶつけて失神するまで。バンドの一人はかつらまで用意して来てました。会場は大爆笑。

五郎「昔は良かったな、これで皆、失神したんだけど、現在はただ笑ってるだけで、誰も失神してくれないもんなァ」・・・といじけてるGORO君に「ファイト」の声!この歌のために今日始まる前までどうやったらうけるかずっとギャグを考えてたんですって。その甲斐あって大うけでしたネ。

アンコールでは前の方の人達が「20周年おめでとう。いつまでも歌い続けて下さいネ。五郎こそ我が青春」のメッセージを掲げてくれて、盛大なクラッカーでお迎え。ステージに出て来たGORO君「うっ、、やられたぁ」なんてギャグとばしてビックリしてました。 二度目のアンコールではメンバーは私服、GORO君はGパンに背中にドラゴンの刺しゅう入りの赤いハッピ。ギターかかえて久しぶり「ミッドナイト ロックンロールショー」メンバー 一人一人が自分の楽器で見せ場(聴かせ場?)を作り、5分程の曲が倍にもなって、客席のみんなもそれぞれが立ち上がったり手拍子したり、とっても良い募囲気でした。

三度目のアンコールは・・・随分ねばってましたけど・・・
残念、ありませんでした。皆さん、大変お疲れ様でした。素敵なコンサートありがとう。
またよろしくネ。