04.29 STB LIVE

COLORFUL ENERGY Vol.2

2002年(平成14年)4月29日~5月6日 六本木スイートベイジルにて
  • NO NO BOY
  • FLIGHT BOARD
  • ~THE MEN OF THE GUITAR~
  • Room 335 -LARRY CARLTON-
  • Morning Glory -ERIC GALE/LEE RITENOUR-
  • Something -GEORGE HARRISON-
  • El Farol
  • BlackMagicWoman
  • JINGO -CARLOS SANTANA-
  • 津軽じょんがら節 -TAKESHI TERAUCHI-
  • White Room -ERIC CLAPTON-
  • Born To Be Wild -STEPPENWOLF-
  • GOOD NIGHT
  • PARADISE
  • LAST JOKE
  • YOUR FINGER
  • DRY FLOWER
  • ALL BY MYSELF
  • ==ENCORE==
  • VICTORY is WON
  • 愛がメラメラ-Smooth-
  • OYE COMO VA

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.122より)

六本木の夕暮れに闇が混じる頃、2回目のSTBLiveの幕が開きました。
場内にコツコツ…と足音が響き、ドアをノックする音の後「は~い」と女性の声、「オレ!」とGOROさんの声。そんな場面を想像していると、NoNoBoyの曲が始まり、ステージに張られた白い幕では、メンバー紹介のビデオが流れます。今回は美女3人がコーラス隊として加わってくれました。
ステージに照明が届くと、テープで流れていた歌から自然と、ゴールドのギターを抱え、黒いTシャツにアロハ風のシャツを羽織ったGOROさんが歌い始めました。
次はフライト・ボードを悩ましく歌うGOROさん。
「今の野口五郎ていうのは、こんな野口五郎なんだと、ちょっと垣間見て頂ければ、そんなLiveが出来ればいいなと、去年から始めました。
小学校1年生からギターを弾き始め、
デビューしてからも毎日触っていていつもいろんな音楽を聴いていたんですけど、現在までにいろんなギターリスト達に影響を受け、いろんな人を好きになりました。」と、そのミュージシャン達の曲を3曲……
まずはラリー・カールトンの名曲Room335とても楽しそうにギターを弾くGOROさんの姿を見ることができました。そして、フルアコースティックギターに持ち替え、コーラスの女性3人を従えてのMorning Gloryは、普通のエレキ・ギターとはちょっと違った音色で楽しませてくれます。
次はジョージ・ハリスンのSomethingを、また最初のゴールドのギターに持ち替え、歌います。
「僕にしては珍しく、英語の曲が続いておりまして、…やはり沢田先生と致しましては、英語の発音もきっちりしてないといけないということで、彼はやはり英会話よりも文法を重んじるほうでございますが、私、野口五郎個人としましては、文法より会話だと思っております。
ドラマの方もいろいろ葛藤しながらやっている訳でございます。
今回は、僕が影響を受けたギターリスト達を英語に直しますと“The Men of the Guitar"(発音抜群!)…はい、それでは、皆さんもご一緒に“The Men of the Guitar"…」
すると、会場からは小さな声で“The Men of the Guitar"と反応が返ってきました。
「ダメ!!野口五郎ファンってね、恥ずかしがり屋、シャイが多いの!もう、どっかで吹っ切らないと!そろそろ吹っ切ろうよ、みんな!いつまでも改札口で待ってちゃダメ!今、オートなんだから。喫茶店もなくなったし、花屋もつぶれた!(会場爆笑)」とGOROさん。

それから、GOROさんが、絶対やらない訳にはいかないという「サンタナさん」(なぜか、「さん」が付いちゃうそうですが…なんと言っても、『兄弟』ですものね)のメドレーEL FAROL♪ ♪BlackMagicWoman♪ ♪JINGOの3曲です。本当に楽しそうにギターをかき鳴らすGOROさんでした。
「忘れてならないギターリストがいますが、今度は日本人なんですが、寺内タケシさんなんですけど…今でも僕は、この方の前に行くと、直立不動です。10m以内に近づけない、そんなオーラのある方です。ある時テレビで寺内さんの津軽じょんがら節を聴いた時、『こりゃなんだ!?』と驚きました。」とバンドでやるのは初めてだと言いながら、津軽じょんがら節を聴かせてくれました。もう、ノリノリで飛び跳ねるようにしてギターを弾くGOROさんの顔はまるで少年の様です。バンドの皆さんも飛びはね踊っていました

それから突然、ヘッドギアを付けたGOROさんは、「マイケル・ジャクソンみたいでしょう?これから皆さんに、踊りを…」と言いましたが、みんなから「やめた方がいい!」と言われて、ドラムを前に座り叩きだしました。GOROさんのドラムで演奏されたのは、White Room。GOROさんはドラムを叩きながら歌っていました。演奏後はかなり息切れしてたみたいですが、カッコ良かったですよ。
次にドラムのスティックをブルーのベースに持ち替え、歌うはBorn To Be Wild。ベースを指で弾くように弾くGOROさんの指を見つめてしまいました。
“The Men of the Guitar "の最後は、GOROさんが作ったというGood Night。バックのスクリーンには、マンハッタンが映し出されます。
海外でレコーディングした中からウエスト・コーストでレコーディングした2曲パラダイスラスト・ジョークを歌った後のMCでは…「今度は、ウエスト・コーストの歌を聴いて頂いたので、イーストの方を…素敵な優しい人がたくさん居る…『イースト』…」なんて言って、を椅子に座ってしっとりと歌い始め、中程で立ち上がりSaxの音色とGOROさんの熱唱が溶け合います。そしてドライ・フラワーへと続きます。
「今日は何度も『こだわり』と言っていましたが、僕も夢中で芸能界に入って…そうか!今日…5月1日でちょうど31年!これからも『こだわり』を持ってやっていきたいと思います。正しいとか正しくないとかが人生ではなくて、楽しいか楽しくないかが人生だ。どれだけ成功できるかはどれだけ一生懸命だけだったかで決まる。やった者しか判らない、やった分しか得られない。だから、二度とない人生だから全力投球で一生懸命頑張ろう。そんな気持ちです。今日はどうもありがとうございました。」そう言うと、All by myselfのピアノのメロディが流れて来ました。最後の部分でふっとよろける程の絶唱でした。メンバーとGOROさんがステージを降り、アンコールの拍手に呼び出され「ちょっとまだ正気ではないんですが…どっか飛んでいってしまいました。」と言っていた位です。
VICTORY is WONに乗せてバンドのメンバーを一人一人紹介していきます。そしてやっぱり、愛メラ…CDとは違うリミックス・バージョンで歌いました。
そして、最後はOYE COMO VA
六本木は怖い町…私は大丈夫、絶対声を掛けられないから、そんなことに自信をもってはいけません。去年僕のおふくろが交差点でナンパされたんです。うちのかあちゃん今年74!…例えば風貌はあんな風…とかなんとか、台詞はその時々の思いつきだそうです。

長いようで短かった8日間、皆さん楽しんで頂けましたでしょうか?思いっきり弾けましたか?