04.29 STB LIVE

GORO SUPER LIVE ~ COLORFUL ENERGY Vol.9

2009年(平成21年)4月29日~5月5日

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vo.157より)
今年も盛り上がりました!!ゴールデンウィーク=GOROウィーク。感動の一週間の模様を、いいとこ取りでお伝えしましょう。会場が暗くなると、ステージのスクリーンにGORO SUPERBANDのメンバー紹介映像が映し出されました。最後にGOROさんの紹介映像と共に、ギターをかかえたGOROさん登場。

今年はインストロメンタルの哀愁のアトランタなど、ギター演奏満載の3曲からスタートです。

G「恒例のライブが始まりました。(拍手に対して)その拍手はどう理解していいのか…始まって良かったというのか、今年もまた会えて良かったナ、かな。(それそれ!の拍手)1年は早いですね。始める時は、これから一週間きついなと思ったりもしますが、曲目を考える時などは、どんな曲が聞きたいかな~ってみなさんの事は片時も頭から離れる事はないですよ。(ニヤリ)STBでお世話になってから9回目。銀座博品館からだと23回目です。ずーっとゴールデンウイーク無しで、奉仕の気持ちでやってます。(笑)」もうそんなになるんですね。ずっとGOROさんを応援し続けてきたんだなーとしみじみ思った方も多いのではないでしょうか。

G「今回、前半はギターを弾こうかなと思ってやってみたんですが、ギターに限らず楽器って力がいるんですよ。だからアタマからは疲れるナ~。ゆっくりゆっくり少しずつやっていかないとな~(ふぅ)誰が曲順考えたんだー!って僕か! (笑)最近、全部僕がやるからっていうのが癖になって、こういう時に責任転嫁が出来ないのがつらいですね。」
GOROさんの言葉通り、今回の見所は(もちろん全部が見所ですけどネ)何と言っても前半のギターサウンド!特にあいつの女房がおいらの恋人での、清水一雄さんとのツインギターのハモリは最高でした。GORO SUPERBANDとGOROさんならではです。シビレタ~!

G「常日頃、日本語は素晴らしいなと思っています。同じ意味合いの言葉でも、言い方によっては感じ方が違いますよね。雑誌の取材で、ライブでのトークはいつ考えるんですか?と聞かれて、瞬間的に出てきた言葉が「臨機応変です」だったんです。素晴らしいですね、この四文字熟語!完璧です。よく出来てますね。この時、臨機応変ではなく「行き当たりばったりです」って言ったらつまらないですものね。じゃあ今日も「行き当たりばったり」でいきたいと思います。(笑)」
GOROさんのライブトーク、毎回楽しみでーす。今年も笑わせて?くれましたよね。今年は前半に愛がメラメラが歌われ、「これをやると帰る癖がついちゃって!」とGOROさん自身も思わず言ってました。私達も何だかアンコールって気がしちゃいますが、まだ始まったばかりですよ~!

G「毎回STBさんが気を使って下さり、僕にちなんだいろんなドリンクを作っていただくんですが、今回のドリンクは“美しい愛のかけら”といいまして、果物のかけらが入っているんですね。ありがとうございます。」と一口おいしそうに喉を潤しました。
ドリンクだけでなく、今年はどんなメニューがあるのかが楽しみのひとつですものね。メニューリストも、毎年、一週間違った写真で作って下さり、私達を迎えてくれます。パンフレット同様、これも記念になりますね。もう何枚集まりましたか?今年のメニューでは“春キャベツと桜海老のスパゲッティ”が人気のようでした。デザートセットの“甘い生活”も盛り付けが綺麗で魅力的でしたよ。みなさん、堪能されましたか。次に片思いをテーマにした4曲。Too far awayの曲中、ステージ前方に出て、お客様目線にしゃがんで歌うシーンもありました。目の前だった方、うらやましいです!

G「10代の頃から恋愛の歌を歌ってきましたが、意味も解らず歌っていました。その頃から“野口五郎の恋愛の部屋”という空想の世界があるんです。そこに僕なのか、誰か解らない人が這入り込んでいつも歌っているような、絶対自分自身の事ではない、男でも女でもない、妙な世界がそこにあるんです。歌っていても毎回世界が違って、新鮮な気持ちでした。」10代の頃、みなさんもそんな大人びたGOROさんの歌を聞きながら、一緒に大人になったんですね。あの頃が懐かしく思い出されました。ここでハプニング!!「次にいろんな種類の愛の歌をお送りします』と椅子に座ってかまえたGOROさんでしたが、バンドメンバーの戸惑った様子に気づき・・・
「ア!そうか、僕が曲順間違えたみたいで・・・すみません」(笑)この日は初日だったのでそんな事もあるよな~と思ったら、他の日にも…「また間違えた?もう一曲あったんだ。すみません、曲順間違えました。(頭を下げて)でも間違えてもサ~ 愛の歌をやっちゃってもサ~…(バンドメンバーを見渡しながら)そうゆう訳にはいかないか、照明とかコンピューターで決まっているからね。愛の歌はこの後です。」と苦笑いのGOROさん。あわてた姿もカワイイ!なんて失礼ですが、そんな場面に立ち会えて、かえってラッキーだったかも!?気を取り直してスタッフから楽器を受け取るGOROさん。

 

G「毎回いろんな楽器を紹介していますが、だんだんやる楽器が無くなって困っているんですよ。これは三線(サンシン)とうい沖縄の楽器です。ホームランでもサンシン!?聞きたくない方はミミセン!?これは蛇味線(ジャミセン)ともいい、蛇の皮ですね。結構重いんですよ。ヘビー!?」(笑)出ました~。ダジャレが出ないとGOROさんのライブに来た気がしない!なんてね。

G「日本中に三味線っていうのはありますが、30年くらい前に津軽三味線をやりました。先生から津軽を弾くようになるには、GOROさんでも5ヶ月はかかりますよと言われましたが、僕は3時間でやっちゃいました。(拍手)いやいや、ちょっとした自慢ですから (笑)なんで津軽の方は早く弾くかというと、早く弾かないと寒くてしょうがない、沖縄の方はのんびりポツポツ弾くのは、早く弾くと息苦しくてしょうがないからです!?」会場にはいろんな方からたくさんのお花が届いていました。GOROさんからみなさんへはの贈り物です。スクリーンには沖縄の青い海や青空の風景が流れ、そこだけ一足早い夏が来たようで、ゆったりとした時間の流れを感じました。

G「キスをする時、目を閉じない女は信用するな。何故なら、恋は目で見ず心で見るから。いい言葉ですね。これは僕の友達のシェークスピアの言葉です。(笑)愛と一言で言ってもいろんな感じ方があります。僕の歌を聴いてもみなさんそれぞれ、受け取り方が違うものです。」そんな名言を思わせるような大人の愛の歌が続きます。フリーアゲインでの醍醐弘美さんのピアノが心にしみました。

G「毎日ここで歌い続ける事が出来てとても嬉しかったです。だんだん終りが近づいてくると、この(ステージ)メニューに対して、愛おしさとか寂しさを感じます。連日大勢の方に来ていただいてとても嬉しく思っています。」この一週間でSTBの入場動員数の記録を作ったそうです。(パチパチパチ)もっと歌って!とアンコールの手拍子が会場に鳴り響きます。4月30日はデビュー39年目イヴ、ということで、みなさんのテーブルにシャンパンが用意されました。

G『明日から39年目、サンキュー年という意味を込めて、僕からみなさんへプレゼントです。さすが50(才)も過ぎると太っ腹でしょ。乾杯!』そして5月1日は39年目の日。この日もGOROさんからシャンパンのプレゼント。

G『39年にもなるとだんだん何年目かわからなくなってきちゃいます。40周年には変った事にも挑戦したいと思ってます。ではサンキュー年と僕だけの幸せと…(エ~)いえいえ、僕とみなさんの幸せと健康、いつまでもみなさんとこうしてお会いできる事に乾杯しましょう。乾杯!!」
一気にシャンパンを飲み干したGOROさんでした。これがサプライズだったんですね!アンコール曲で盛り上がり、最終日ではバンドメンバーをステージ前に呼んで、手を繋いでバンザイのご挨拶。でもまだまだ終わりませんよ。やはり最後はダブルアンコールがなくてはね~。“アンコール!アンコール!”の声に再びスタンバイ。

G「アップテンポな曲で終わるのもいいですが、最後に自分自身に挑戦してみたいんです。賭けです。僕はキーを下げて歌うなら、その歌は二度と歌いません。もし、声が出なくなったら歌いません。キーを下げてまでは絶対に歌いません。この曲は、成功のパーセンテージは5%です。でも一生懸命やります。もし歌いきれなくても拍手を下さい。でも歌いきったら、いつもの倍の拍手を下さい。」と呼吸を整えて21世紀の箱舟の出帆を歌い始めました。ファンのみなさんならこの曲のあの高音と声の伸びの凄さはご存知ですよね。見事に歌い上げてくれました。約束通り、いつもの倍の、いえ何倍もの拍手です。スタンディングオベーションです!!GOROさんもガッツポーズでステージを後にしました。
アレ、GOROさん、何か忘れていませんか?最終日までにはアンコールライブの日程が決定し、GOROさんの口から発表してくれるはずでは?「今年はアンコールライブ無いのかな?」と口々に会場から出てくるファンのみなさんに、スタッフより「9月7日、8日にアンコールライブ決定しました!!」と叫んでお知らせしました。忘れずにいらして下さいね。曲中に会場がうっすら明るくなる瞬間がありました。みなさんのステージを見つめる横顔がなんとも幸せそうで、うっとりした表情が印象的でした。
これからも変らぬ応援をお願いします!