(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.92より)
10月11日は大阪、12日は新宿にて待ちに待ったコンサートが行われました。
♪ 歌ある限り
五郎「こんばんは、野口五郎です。『ラブ・ポーションNo.5』へ、ようこそお越し下さいました。デビューしてあっちこっちでコンサートして来ましたが、この新宿厚生年金会館では初めてなんです。ドキドキ・ワクワクして気持ち良くなってきます。こういうのを快感(会館)というのでしょうか・・
僕はこのホールに非常に懐しい思い出があります。『新宿音楽祭』の発表がありまして、新宿の街を野口五郎と書いたタスキをかけて歩いたりしたんです。その時の司会の方が、文化放送の『サトウヤスシ』さんでした。その方の名前が呼ばれると、まだ野口五郎の名前に慣れていなかった僕は、自分かと思って舞台のそでから出そうになったりしたのを覚えています。お陰様でその時新人賞をいただきました。それも応援して下さるファンのみなさんのお陰です。それ以来ずーーっと、ずーっと、ずーっとお客様あっての野口五郎だと思っています。その頃、客席はセーラー服ばかりでうんざりしたものです。時の流れは恐しいもので、今はセーラー服の陰すらありません。では秋の夜長にこんな曲を」
♪ スマイル・アゲイン ~ 恋のサバイバル ♪
五郎「よく会う人に言われるのが『デビュー当時と変わらない』なんです。ただ自分で変わったなと思うことは、ちょっと動いただけで、息苦しくて、ハァ、ハァ~。スクールメイツ時代には、こんなことはなかったんですが、ちょっと休みましょうか!」(笑)
博品館では「恋のサバイバル」を歌いましたが、華薦なステップを見せてくれましたよね。やっぱり息切れしてましたけど・・・
♪ ラストダンスは私と ~ さよならは誰のため ♪
五郎「僕のデピュー曲は「青いリンゴ」だと思っている人もいるようですが「博多みれん」という演歌です。デビューしてもう25年。僕が5才の時でした??・・・失礼しました。私、嘘をついてしまいました。15才でデビューしてもう30才になりました??・・・また嘘をついてしまいました。「博多みれん」は売れなかったんですが、そのままヒットしていたら第2弾「博多のリンゴ」第3弾「オレンジの博多」第4弾「博多沿線」と続いていて、バンドも三味線や尺八が並んでいたかもしれません。そう考えると売れなくて良かったかなぁ!。今まで60枚のシングルと60枚のアルバムを出してきました。今日はロングバージョンのメドーレをお送りします。」
♪ 愛さずにいられない ~ グッドラック ~ 青いリンゴ ~ 甘い生活 ~ オレンジの雨 ~ 沈黙 ~19:00の街 ~ 私鉄沿線 ♪
メドレーの間、客席へ降りてファンのみなさんとのふれあいタイム。ラッキーなファンは貴方だったでしょうか?。衣装を変えて後半へと進んでいきます。
♪ 哀愁のアトランタ
五郎「季節に四季があるように人生にも四季があると言います。今、自分はどの季節にいるのだろう。でもそれは知るすペがありません。ただ大事なのは今、この時、この瞬間を大切に生きる。それがもっとも大切な事です。なぜなら季節はくり返すけど、人生はくり返す事が出来ないからです。」
♪ オール・バイ・マイセルフ ~ Without You ♪
五郎「昔から不思議に思っていることがあります。その一つは宇宙の果てはどうなっているのか、ドロドロしたものがあると噂で聞いた事があるが、その向こうには何があるのか。宇宙には果てはないというふうに言われています。でも、どうなっているのかその突きあたりを知りたい。2つ目はいつからどのように時の流れが初まったのか。地球がなくなっても時は流れているのか。3つ目は人間はどうして出来たのか。人間の作り方は良~く知っていますけどね・・ 人間は一番最初は何だったのか。アダムとイヴじやなかったはずです。すごく知りたいんです。そんな事を考えながら、みなさんも寝苦しい夜を経験してみてはいかがでしょうか。」
♪ 箱舟の帰還 ~ 青春の贈り物 ♪
五郎「今日の厚生年金のステキなお客様に感謝します。寒くなりますから、風邪をひかないように気をつけて下さい。あとわずかになった1996年、素晴らしい事、幸せな事がいっぱい待っている事を心から祈っています。」
♪ レット・イット・ビー・ミー
舞台の袖へと消えた五郎さん。でもこれで終わる訳がない。アンコールの拍手の中、再びステージヘと出て来てくれました。たくさんの声援と拍手をあび、どっと舞台前まで押しかけるファンのみなさんを見て、五郎さん、大感激!!
五郎「ワ~!なんか僕ってアイドル!! 危ないから少し下がって下さい。でもプレゼントは置いていって下さい。コンサートというのは実際にみなさんにお会いできて親近感が湧いて来ます。家でテレビに出ていたら画面に向こうって、「ゴロー!」って呼びかけて下さいネ。家の人に変に思われるでしょう。(笑) ではおまけです」
♪ 愛さずにいられない
大歓声を浴びてのアンコールでした。