10.20 ブラック・コメディー

舞 台 ブラック・コメディー

1995年(平成7年)10月20日~10月25日 新神戸オリエンタル劇場 1995年(平成7年)11月15日~10月26日 東京銀座博品館劇場  

(ファンクラブ会報誌 GORO CLUB Vol.84
GORO TALK SHOW in 神戸より抜粋)

Q. 今回の舞台、ピーター・シェーファー作「ブラックコメディ」を演ろうと思ったのはどうしてですか?
GORO. たまたま彼の本を読む機会があって、いくつか読んだ中で気に入ったんです。キャスティングなんかも自分で頼んで、演出を誰に頼むか最後まで悩んで萩本欽一さんにお願いしたら、すんなりOKしてくださったので嬉しかったですね。

Q. 舞台稽古をしていく上で難しかったことはなんですか?
GORO. 萩本さんは演出にあたって、こうした方が良いとかそういうことは一切言わないので、もしお客様の反応が悪かったら「そこは本当は受ける場所なので、なにかまた今とは別のことを考えてください」というふうにテーマを与えられる・・・そんな感じです。だから毎回、少しずつ違っているんですよ。今日も開演1時間ぐらい前になって、みんなで集まって今日はどうしようか、どんなテーマでやろうかと話し合いをしたんです。出演者全員が自分で考えて演じているから、その都度自分で変えてみたり、その場面で一緒の方と、こんなふうにしてみたらどうか・・・とかね。
こんな舞台、無いですね。とても面白くて毎回新鮮なアザをいっぱい作っています。椅子やテーブルがある、壁があるって解ってる、本当は見えてるけど見えてないようにするって残酷ですよ。『痛いだろうなぁ、あ、やっぱり痛かった。けどこんなに痛いとは思わなかったなぁ』なんてね。凄いですよ、アザだらけで。」
(と言って少し裾をめくってアザを見せてくれました。本当に痛そう。お大事に!!)

Q. 今回の役作りのために何か苦労したことはありますか?
GORO. なるべく自分と役との接点を見つけるようにしています。例えば彼は気が弱いけど、その場を上手に取り繕ってゆく。自分にもそんなところがあるなって思うとなくとなく解る・・・非常に自然体ですよ。

Q. 今回の舞台はストレートプレイですが、ミュージカルとどちらが演じやすいですか?
GORO. 僕はどちらも好きです。ストレートだと歌がない分、展開にスピード感があってトントンといく面白さというのがあるし、ミュージカルだと曲を歌う中で、いかにその気持ちをお客様に伝えるかと言う難しさがあるし、一長一短でどちらも演じていきたいです。

Q. この舞台を見に来ていただいた方に何を伝えたいですか?
GORO. ピーター・シェーファーっていうと、「アマデウス」とかを書いた劇作家だというイメージが強いと思うけど、この作品は彼がただただ笑ってもらうために作った第一作目の笑劇なんです。だからもう楽しんで笑って頂ければそれでいいです。
ここのスタッフは出演者から裏方まで、いろいろなところから集まって方人達なのに凄く恵まれていて仲が良くて、こんなにチームワークが良いなんて珍しいんじゃないでしょうか。ほんとに楽しいですよ。この作品は加藤健一さんとかいろいろな人が演じているんですけど、僕としては「もうあの人たちには演らせない」と決めています。実は僕の本当のもくろみはもっと先にあって、これを是非、再演したいということなんです。(拍手) 是非、皆さんからの再演コールをお待ちしています。